エデンの戦士

最近じゃ街中でタバコを吸うために、250円くらいのコーヒースタンドっての?スターバックスみたいな紙コップでくれるやつ。まぁそんなとこにたまに行くのだけどアレは落ち着かない。やはりコーヒーは落ち着いた喫茶店がよろしい。札幌ならカフェらんばんとかコーヒー1杯で600円くらいするけど、なんといっても紙コップじゃないし、雰囲気がある。


今日行ったのは違うとこだけど店員さんの口数の少ないところが良かった。ファミレスなんか典型的だが、やれ灰皿だ、お冷だ、空いたお皿お下げします、なんて若いバイトの女の子なんぞは教えられた仕事を一つ一つマニアルどおりの順番で一生懸命作業してるのだろうが、いちいち突進して来られちゃたまらない。うっとうしい事はなはだしいのである。適度にほっといてくれるのも僕にとっては重要なサービスだ。


まぁその無駄口のないお店のおかげで今日はゆっくり本が読めた。相変わらずの100円の古本ですまないが、田中光二の傑作「エデンの戦士」。うーん、なんとも古い!


エデンの戦士 (ハルキ文庫)

エデンの戦士 (ハルキ文庫)


SFファンタジーというのかな。昔、少年チャンピオンでマンガにもなっていた記憶がある。


本の裏のあらすじをそのまま紹介すると



紀元2600年、地球は地磁気の逆転による放射能の脅威に晒されていた。人類滅亡を危惧した一部の科学者たちは、人工凍眠させた二人の男女に地球の未来を託した。−−−それから2000年、二人は長い眠りから目を覚ました。男はハワイで、女は遠く離れたヨーロッパで・・・・。放射能によって変わり果てた地上で、お互いまだ見ぬ姿を求め、旅する二人は・・・・。傑作ヒロイック・ファンタジー




すでに日本SFの古典となってるこの作品、さすがに表現やストーリー展開の古さは否めないところだが、すでに中年となった僕が今読み直すと心が洗われる。いい話だー!


そうだよなぁ、子供の時なんて娯楽ったらプロレスとマンガと人生ゲームと外で野球くらいしかなかったしなー。本なんて江戸川乱歩シートン動物記くらいしか読んでないし。もっと夢のある本を読めばよかった。



しかしながらこの話、いろんなRPGの原型となってるのは事実のようで、とにかく旅に出る主人公、武器の消失と入手、チャプターごとのボスキャラとの戦い、仲間との出会いと別れ、戦いの経験値アップ、二人がめぐり会うラストシーンなど。今では当たり前になったというか僕はゲームに疎いので確証はないけど一昔前のゲームの展開が出てきて物語を構成している。ように感じたのだが間違ってたらスイマセン。


未来が原始時代のようになってるってのはH・G・ウェルズ「タイムマシン」の影響なんだろうが、巨大な虫や動物に襲われるところはスターシップ・トゥルーパーズを思い出した。



アメリカの軍国主義を皮肉ったポール・バーホーベン の傑作だ。まぁ一部でしか言われてないけどね。今は旧作DVDが100円だから見るチャンスですな。


おおっと忘れてた。そういやあまりにもヒマだったんでこんな本も立ち読みした。

空手超バカ一代 (Bunshun Paperbacks)

空手超バカ一代 (Bunshun Paperbacks)

師匠のケンカ10段と伝説の牛殺しの館長を「金の亡者扱い」扱いするK-1(カズヨシ1番)石井館長は最高! 


11万円の給料が安いって書いてたけど5万しか払ってなかった佐竹に関して一切の記載はなし!こんな感じのことを吉田豪さんがゴン格の書評に書いてた記憶があったんだけど違ったかな?ま、ほんとに佐竹のサの字も出てこなかったけどね。


今日は仕事してないのに何故か疲れたのはこの立ち読みのせいだろうな。今日は酒飲まないで寝よ。じゃまた。