ハイブリットな男

帰ってきたぜー!と鈴木みのるなら叫ぶのか? ま、どこにも行ってませんけどな。
皆さんご無沙汰しておりました。


すっかり週刊が板についてきた感のある当コネタの始まりでありますが、最近はどうスか?やっぱ野球ですかね。先日の韓国との第二戦は視聴率47%ですって。凄いですねー。数字から見てもほぼ半分の日本人が茶の間で熱狂していた訳でありますが、本日のウェブ日刊スポーツでその話題の下あたりの見出しで

SHIHOと秋山結婚、まさに美女と野獣
トップモデルでタレントとしても活躍するSHIHO(しほ=32)と、プロ格闘家の秋山成勲(よしひろ=33)が、今年初めに結婚したことが10日、明らかになった。モデル業の他にも絵本執筆やブランドプロデュースなど多彩な才能を見せるスレンダー美人と、柔道から転向して米UFCを目指すプロ格闘家。文字通り、美女と野獣カップルがゴールイン。


コピペしといて言うのも変ですが、こうして記事を読むと別にどうでもいい話っちゃあ話ですわ。究極の乾燥肌をもつ秋山ですから新婚家庭にもローションは置いてあるんでしょうな。ローションとは違いますがね、アニータ・カステロの「愛のローテーション」はまだ発見できません。最近は松田聖子の暴露本、ジェフ・ニコルス「真実の愛」とともに古本屋のテーマになっております。

ついでに書いておくと、ってついでってことはないんですけどな、松田美智子の『越境者松田優作』重い話でありました。

越境者 松田優作

越境者 松田優作

出たばっかりのころに紀伊国屋で二日かかって立ち読みで読了という著者の元妻松田美智子に対しては失礼極まりない行動の自分が恥ずかしいところではありますがね、遊郭で生まれ育ち韓国籍にコンプレックスをもつ優作の憂いや、当時の妻として不倫相手の新人女優熊谷美由紀に対する鬱積する悪意などの自分の心情まで冷静に書きつづっております。


彼女は優作の葬式で主役のようにマスコミにインタビューされる松田美由紀を見て、どうしようもないフラストレーションに襲われます。この時に若い理想だけを追いかける優作を影で支えてきたのは自分であるという、たった一つの優越感さえ優作の晩年にいきなり現れた小娘に壊されたのでした。うう、切ない話であります。


さて、何の話でしたかな?すっかり前置きが長くなりましたが本日のテーマは暴露本ではないのです。

真説 タイガーマスク [DVD]

真説 タイガーマスク [DVD]

製作は真樹日佐夫先生。元祖ワル。ってかワルそのものであります。出演もなさっておりますが人相悪すぎ!ってか恐い!それと脇を担う重要な配役に「ラストサムライ」のオーディションに合格していたと豪語する佐山聡。演技のテンポは悪いがそれはそれで面白い!いや、笑うとこはないんですけどな。屋台のおでん屋で酒飲んで語るシーンなど意外に長セリフもこなせる一面も披露してくれますが(でもヘタ)、最高なのはエンディングでの一曲。

ハングリーアングリータイガー/どぶねずみ(CCCD)

ハングリーアングリータイガー/どぶねずみ(CCCD)

聞かせられないのがもどかしい!僕のなかではジャンボ鶴田のローリングドリーマー以来の心が震える歌声でした。曲名が「ハングリーアングリータイガー」ですからな。ちなみにタイガー役の 船木誠勝、タイガームーブはイマイチでしたが海辺で行うヒンズースクワットのシーンはホンマモンの迫力!ってほどでもないけど面白いからいいでしょ。


鶏ササミとブロッコリーで造り上げた鋼の身体はまさにオブジェのようでもあり、男色嗜好のあるその筋のマニアにはたまらないものとなっております(でもヘタ)。


真剣に見ると頭を抱えそうですが、無駄に力の入った元レスラーの演技(でもヘタ)を楽しむことのできる至極の一品ともいえるのであります。VIVA佐山!