「ヱヴァンゲリヲン」よりも「ザ・レスラー」

 月曜日はスガイの映画が千円ってことで、夕方から観に行って来ましたがね、予想以上に人がいるんでなんだろうなと思ったらアレですよ。ちょっと前から「ターミネーター4」、ほんで土曜は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の封切だったんですな。


そんなことは知りもしませんから、普通に込んでるエレベーターに乗ってたら7階でほとんどの人が降りちゃったのを見て唖然としましたよ。まぁ7階はデカい箱なんで「ターミネーター4」、「ヱヴァンゲリヲン」にとっては当然なんでしょうけどね、なんか観る前から気持ちはすさみましたわな。案の定ですけど30人くらいが定員の小さな箱での開演となりました本日のお目当ての映画は「ザ・レスラー」。



説明が面倒なんで解説とかは勝手にコピペしておきます。


[シネマトゥデイ映画ニュース] 現地時間1日、現在開催中のニューヨーク映画祭(46th N.Y.F.F)で、今年のヴェネチア国際映画祭で見事最高賞の金獅子賞を受賞した映画『ザ・レスラー』(原題)の試写会と記者会見が行われ、ダーレン・アロノフスキー監督と主役のミッキー・ローク、女優マリサ・トメイ、そしてプロデューサーのスコット・フランクリンが登壇した。本作は、落ち目のレスラー、ランディ・“ザ・ラム”・ロビンソン(ミッキー)が、心臓発作を起こし、新たな人生を歩もうとするが、宿敵との再試合のために自らの命を懸けてリングに上がろうとする骨太なドラマだ。


 レスリングについてミッキーは「まったく経験がなかったから、長い間リハーサルの期間があったんだ。スタント・コーディネーターとして雇われた人物は、実際にUFCアメリカの総合格闘技)で審判を行ったことのある人で、実際のレスラーチームをおれのトレーニングのためにわざわざ連れてきてくれたんだ。最初は大変だったぜ(笑)。おれが今までやってきたボクシングとは話が違うからな。レスリングは相手とうまく組み合って技を見せないと絵にならないんだよ。この訓練は予想以上に困難で、16年間やってきたボクシング訓練よりも、たった3か月間のレスリング訓練の方がケガの数が多かったんだ。正直、おれはレスリングをスポーツとしてナメてたが、実際にチャレンジしてみたら、逆に尊敬の念を抱くようになったよ」と話してくれた。

 見事な主演カムバック作品になることについてミッキーは「ここにたどり着くまで16年くらいかかったよな。まあ、単に実力がなかったわけだけど(笑)。それにおれの辞書には、プロとしてのプライドを持ち続けるという言葉がなかったんだ。それに変化というものは、弱者のためにあるものだとずっと思ってた。そう、すべてを失うまでは……。だからこんな形で戻ってこれて、本当にうれしいよ」と熱いコメントを述べた。

 本作の評価は非常に高く、ミッキーの演技はすさまじいの一言だ。血しぶきが飛ぶリングの最前列でレスリングを間近に見ているような気持ちにさせてくれる。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)


ビヨンド・ザ・マット」や「レスリング・ウィズ・シャドウズ」はプロレスの裏側をドキュメンタリーとして踏み込んだ作品でしたが、この作品は主演のミッキー・ロークの生き様ともリンクし、人気絶頂からの転落、どん底の生活苦とともに実の娘との確執、受身で遠くなった耳の他にも常用していた痛み止めなど薬によって心臓までボロボロになった体など、今を生きることの圧倒的な現実に打ちのめされる人生の晩年にさしかかった哀しい男の物語でありました。


プロレスシーンも予想以上でしたよ。大日本プロレスを思わせるハードコアマッチ!と書いてもわかる方はいないと思いますけど、ネクロ・ブッチャーとの一戦はそのまんまのデスマッチですからね。わかりやすく言えば「有刺鉄線蛍光灯ハシゴホッチキスマッチ」って余計にわからんでしょうが、直接凶器で皮膚を傷つけ血が噴出すある意味プロレスというより痛み我慢比べ大会のような、見てるほうが痛くなるようなプロレスなんスよ。会場も実際のインディ団体の試合と同じように用意したんでしょうなぁ。規模がリアルでしたねー。


ラスト近くで観客に語りかけるシーンは心が揺れました、ホントに。不器用な男バンザイ!


こないだの「グラン・トリノ」と同様に男の映画でしたけど、観客は女性が多く推定40歳くらいのオバサンが多かったスな。昔、ミッキー・ロークを追いかけていたファンなんでしょうけど。



劇中で「80年代は音楽も最高だ。ノーテンキで。それをニルバーナが壊しやがった。90年代は本当に最低だ!」てな感じのセリフがあったんですがどうでしょう?僕は90年代のアメリカ音楽にあまり詳しくないのでわかりませんがね。日本の90年代ってバブルの終わりごろですよね、当時結婚三年目で金も無い僕は直帰してテレビばかり見てました。トレンディードラマってやつもけっこう見てましたよ。


「君が嘘をついた」の麻生祐未が好きだったんですけど、それより91年の「東京ラブストーリー」は大人気でした。鈴木保奈美織田裕二ですからな。その後、鈴木保奈美はF1リポーターのカワイちゃん
と結婚する訳でありますが、この年に「ターミネーター2」が公開されました。ほんでカワイちゃんと別れた鈴木保奈美なぜか石橋貴明と結婚するんですけど、僕はこの石橋と木梨が作っていたパロディードラマが好きだったんですな。


木梨憲武の動きは今見ても面白いんですけど、時代が違うんで今の若者にはどう映るのでしょうか?
そういやこの番組で売れる前にコントやってた松嶋菜々子の動画は事務所の力で封印されているとの噂がありますけど本当なんでしょうか?youtubeにありましたので貼っておきます。


じゃまた。