マダムが来たりて雲丹を食う

あれから3日たったのか・・・。全く凄いライブだった。


そもそもこのライブ企画にマスターがのったのは、自分の好きなマダムギターのライブを自分とこのお客さんとともに楽しみたい!自分のお客さんにマダムをもっと知ってほしい!マダムと岡地さんに千太郎で飲んでほしい!ってとこから始まってるので、その辺の暗い目をしたライブハウスの親父のような商業的なタクラミは一切ないのである。


いや、確かに演奏やら観客のノリなんつーとこから考えると、以前マダムのライブをご覧になったことのあるブルースファンの方のように「前見た時ほどのパンチは無かった」という評論家のような御意見もわからんでもない。純粋にマダムのステージだけを観に来たんだろうからね


かと思えば千太郎に初めて来たと思われる純粋なマダムのファンの中では、なんとライジングサンから一人でハシゴして観に来た東京の女性ファン1名。あんなデカい規模のステージから、今度はほんの1メートル先で唄ってもらえるこの酒場ツアーとのギャップを彼女はどう感じたのだろう。マダムの鼻息まで聞こえるほどの距離感を喜んでもらえたのだろうか?


そしてこれまたライジングサン帰りの女性二人組は札幌在住の女性ディオのSOLWANCOという方々であった。ま、それはブログ検索してわかったのだけど、この二人はもの凄く楽しんでいたようで僕は嬉しい。なんと来週のバディバディのライブでは一緒のステージに上がることが決定したという。今度は個人的に飲みに来ることもあるかもね。


PAの鈴木裕さんとはもちろん初対面であったが札幌在住のミュージシャンであり、大塚まさじさんともステージを共にしたことがあるという。本業の映像も素敵ですよ。これからmojo houseも応援しよう。



しかしだ。なんといっても僕はライブ前から昼飯もご同伴させてもらったり、ライブ前ライブ後と長時間にわたり同じ時間を共有できたのだよ。うらやましいだろ。あ、ちなみに昼は麻生のスープカレーね。出てくるのが異常に遅くてびっくりしたが、マダムと岡地さんが喜んでいたので僕はそれで満足だ。味は普通だと思う。店の名前は忘れたが行くことないので問題なし。


リハーサルを終えたお二人は岩内産極上粒うにを肴に黒ホッピーを旨そうにゴクリと飲み始め幸せそう。ここから千太郎マスターの怒涛のツマミ攻撃に嬉しい悲鳴を上げ続けることとなるのだ。


鮑の酒蒸し、河豚の子の糠漬け、ホタルイカの干物、マスター手製の黒豆チーズ、農家直送朝摘み枝豆の塩ゆで、自家製三升漬け、鯖のへしこも出したのかな?


もう我慢ならん!とばかりカウンター内にいた僕は缶ビールをグビグビ飲んでしまう。すでに始まる前からほろ酔いだ。


そして開演が近づき次々とお客さんは入場してくる。知った顔の方が多いのだが、店の常連の方々は謙虚に後ろの席から座っていき、純粋な音楽だけのファンと思われるお客さんは前から座っていく。


依然としてマダムと岡地さんは何事もないようにカウンターで飲んでいる。余裕のなせるワザなのか?はたまた飲みたりないのかツマミが旨すぎるのか?とうとうカウンターにもお客さんが座りだし、マダムと岡地さんはツマミとホッピーを手に持って店の外で待機。青空控え室とはこのことだ。


客席の熱気が上がってきた。マダムと岡地さんは外でまだ飲んでる。雲丹がお気に入りのようだ。楽しそうだ!なんなんだこの余裕は!流石だぜ!


ここから至高のライブが始まり2時間ほどの興奮の中、無事終了。ブルースアレンジの「雨上がりの夜空に」は最高だった!失禁寸前だったしね。余韻に浸りながらお客さんは思い思いのCDを買い、マダムがサインしていく。なんと客数30人弱の箱でCDの売上が6万を超えた。凄いことじゃないか!ちなみに僕と千太郎さんは全部持ってるので買ってないのである。


打ち上げではシコタマ飲んだよ。もう嬉しすぎてね。キヨシローをリスペクトするこのお二人からはいろんな話を聞いたのだがもったいないから教えない。ただこのお店を気に入ってくれたことが何よりも嬉しい!岡地さんはバッパーズのメンバーに教えるだろうか?マダムはドクトル梅津に教えないと言っていたが多分教えるのは間違いないだろう。なんかいろんな人と知り合った気持ちになったなぁ。


ここで千太郎さんのブログにもあった曲をもう一度貼ることにする。マダムと岡地さんがこの曲を聴いて、新しいことに次々と手を出していくキヨシローに改めて驚き、ちょっぴりジェラシーをも感じたように見えたからだ。



確かにHIPHOPというのは全く聴かないジャンルだけどこれはカッコいい!ついでにマダムとは関係ないが素人がマッシュアップしたこの映像もなかなかカッチョいいぞ!ちなみにライムスターのザ・グレート・アマチュアリズムという曲だ。


うーん、ロリコンじゃないけど加護ちゃんがいいね。


さ、いろいろ書きたいことはあるんだけどそろそろやめるよ。長見順を覚えておいてくれ、ってことだけ伝われば今日のところは十分だ。じゃまた。