実在したホセ・メンドーサ
外は雨であります。雨か・・・。
雨から浮かぶイメージってのも人それぞれなんでしょうがね、森高千里と三善英史の曲を思い出す人が比較的多いのじゃないかと思うんですけど、どうでしょう? ホントはどうでもいいんスけど。
雨→水が降ってくる→シャワー なんて強引に雨からシャワーまで引っ張ってみると、伝説の歌姫の名曲がありました!
アイドルなら何をしても許されるのか!! この歌唱力、一種の才能でもあるのでしょうがね、さすがの僕もコブシを握りしめてしまいます。あ、なんとなくですけどテーマに近づいてきましたね。
そうです。本日は往年のアイドルの話じゃないのです。「あしたのジョー」を皆さんご存知ですよね。ほんで最後にジョーが挑む世界バンタム級チャンピオン、ホセ・メンドーサのことも覚えているでしょ、最後の白髪になった人です。
まぁ、あくまでも僕のイメージですからね、時代も重なってるかも未確認ではございますが、そのホセのようなスマートなボクシングスタイルと爆発的強打を兼ね備えた名チャンピオンが今月の2日に亡くなっていたそうです。
バンタム級じゃありませんがその人の名はアレクシス・アルゲリョであります。
スポナビの「スポーツえっせい」から勝手に転載。
今日の夕刊に
「ボクシングの元3階級世界王者で、ニカラグアの首都・マナグア市長のアレクシス・アルゲリョが自宅で死亡しているのが発見された」という
ニュースが載っていて驚いた。
どうやら拳銃自殺らしい。
中南米の元世界王者は現役時代の稼ぎを使い果たしてボロボロになって悲惨な状況に陥るのだがアルゲリョは引退後に首都の市長になるなど前途洋々と思われたのに・・・・何ともやりきれない。
生涯戦跡・90戦83勝(67KO)7敗、長身から繰り出されるスピード溢れる強打が印象的。
アルゲリョといえば今から34年前の75年10月11日にWBAフェザー級王者として来日し、KO仕掛け人と言われたミュンヘン五輪ベスト 8のロイヤル小林と蔵前国技館で対戦。
177㎝の長身から鋭く伸びる左ジャブで小林を寄せ付けずに圧倒、 4R終盤に小林の反撃を許すが5Rにボディブローで2度のダウンを奪いKOして磐石の強さを見せ付けた。
試合前は‘小林のパンチが1発でも当たれば・・・・’という淡い期待が持たれていたが、それすら許されない磐石の勝利だった。
小林は試合後
‘アルゲリョのパンチは氷でも入っているのかと思えるぐらい硬く
痛かった。
ボディブローで倒された時は刃物を突き刺された気分で息ができず正直言って負けたけど命があってよかったと思った’と語っていた。
その試合の動画であります。
ちょっとネットで調べていたら、「はじめの一歩」の世界チャンピオン、リカルド・マルチネスのモデルらしいって情報も見つけたんですが定かではありません。
当時、史上初となる4階級制覇を目指し挑んだJウェルター級王者アーロン・プライヤーとの2戦はともにKOで敗れましたがね、特に1戦目の失神姿は何ともいえない悲しい姿でありました。
同じ時代のウェルター級にレナード、ハーンズ、デュラン、Jミドル級には先に4階級を制覇するウィルフレッド・ベニテスなどもおりましたが、中量級の黄金時代の中でアレクシス・アルゲリョの名は彼らと遜色なく並べられており、80年代のボクシングレジェンドの一人でありました。合掌。
昨日、UFCではブロック・レスナーが磐石な勝ち方を見せ王座を防衛しましたけどね、ヒョードルという半伝説化してる男がおりますから、彼とやらないとマニアからは評価されないみたいですな。秋山の動画が探しきれなかったんですけどね、まぁいいです。