あの頃はピカピカだった者たちへ(not ハゲ)

なんとか無事に正月を迎えることができましたがね、あまりにも暇なので昨日の桜庭×田村戦をyoutubeで見ちゃいましたよ。凡戦とか、あれでメインかよ!とか放映を見た方々の評価は手厳しいものでありましょうが、僕はなんだかセンチメンタルな気持ちになりましたね。


悲しくなるほど動きがなかったですからなぁ・・・。


男性なら懐いたことがあるであろう昔、好きだった女性の幻想を木っ端微塵に吹っ飛ばす圧倒的な現実感とでもいうのでしょうか、おそらく二人にしか分からない極めて内省的な戦いが凝縮された15分でありました。両選手に共通する華麗、トリッキー、ファンタジスタ、天才などという修飾が入ること皆無な空間でひたすら不細工に殴り殴られ、そこにあるのは選手としての老境にさしかかっている元ヒーロー同士の対決というより、同世代、同級生の殴り合いとは違う形の男の意地の張り合いにしか見えませんでした。



現実は残酷で、僕は昔の藤田敏八の青春物に思い出しましたよ。昔っても全盛はほんの10年前くらいですからね。そんだけ時がすぎるのが早いってことなんですなぁ。


さて話は変わりますが、昔、たまたま流行ったために自分のスタイルが崩れ、模索しながら地道なライブしかやらなくなってから時がたつことほぼ20年、現在もホーントに地道にライブ活動をしている斉藤哲夫という歌手がおります。実際どんだけの活動を行っているのかは把握してませんが、この人、あの宮崎美子ミノルタのCM曲の「いまのキミはピカピカに光って」の人であります。

なぎら健壱ムーンライダーズ関連の本に地方のライブでこの曲はやらないと書いてありましたが吹っ切れたんでしょうかね。今聴くと別に宮崎美子の絵がなくてもいい曲だと思いますね。


はたしてこんな話を書きたかったのかもう分からなくなりましたのでそろそろ出かけます。